スマホ熱暴走を防ぐ簡単冷却テク
スマホが突然熱くなって、動作が遅くなった経験はありませんか?実はそれ、「熱暴走(ねつぼうそう)」という現象です。スマホの中にある小さな頭脳=CPU(しーぴーゆー)が熱くなりすぎると、動作を制限したり、アプリが落ちたりすることがあります。
この記事では、外付けのファンや冷却シートなどを使わず、スマホ本体の「設定」だけでできる冷却テクニックを紹介します。特に最近注目されている「バッテリー保護」「省電力モード」などの使い方を、初心者向けにやさしく解説していきます。
なぜスマホは熱くなるのか?
スマホが熱くなる主な原因は次の通りです。
- ゲームや動画を長時間使う
- 充電しながら操作する
- アプリをたくさん起動しっぱなしにしている
- 直射日光の下に置いていた
スマホは小さなパソコンと同じような構造で、処理をすればするほど熱を持ちます。特に夏の暑い日や充電中は、内部が急激に高温になりがちです。
放っておくとどうなる?
スマホが高温のまま使われ続けると、バッテリーの寿命が縮んだり、データが壊れたり、最悪の場合は本体が壊れることもあります。また、安全装置が働いて、スマホが勝手にシャットダウンすることも。
ファンなしでも冷却できる「設定テクニック」
ここからは、スマホの「設定」を活用して熱を抑える方法を紹介します。どれも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
① 省電力モード(Android)
Androidスマホには「省電力モード(バッテリーセーバー)」という機能があります。これをオンにすることで、スマホの頭脳(CPU)の動きをゆるやかにして、熱が出にくくなります。
- 設定方法:「設定」→「バッテリー」→「省電力モード」をオン
- 効果:画面の明るさが落ちたり、アプリの通知が止まったりしますが、熱の抑制に効果的です
② 低電力モード(iPhone)
iPhoneにも同じような機能があります。それが「低電力モード」です。バッテリー残量が減ってきたときだけでなく、暑さ対策にも役立ちます。
- 設定方法:「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」をオン
- 効果:アプリのバックグラウンド動作が抑えられ、発熱を軽減
③ 充電の最適化(iPhone 15以降)
新しいiPhoneでは、「充電の最適化」でフル充電を防ぎ、発熱を抑えられます。80%で止めてくれるので、長時間の高温を回避できます。
- 設定方法:「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「充電の最適化」
④ Xperiaなどのいたわり充電(Android)
Androidの一部機種(例:Xperia)では「いたわり充電」という機能があり、学習機能によって90%あたりで充電を止めることができます。
フル充電よりも80~90%で維持するほうが、バッテリーも熱も守れます。
他にもできる熱対策
画面の明るさを下げる
画面はスマホの中でも一番電力を使う部分。明るさを下げることで熱の発生も減ります。
アプリをこまめに終了する
使っていないアプリが動き続けていると、知らないうちにスマホが働き続けて熱を持ちます。定期的に終了しましょう。
スマホケースを外す
厚めのケースを付けていると熱がこもりがち。高温のときは一時的に外して冷やしましょう。
直射日光は避ける
夏の車内や屋外でスマホを使うと、一気に50℃を超えることも。できるだけ日陰で使いましょう。
充電中の使用を控える
充電と使用を同時にすると、発熱が倍になります。とくにゲームや動画視聴中は注意が必要です。
誤解しやすいポイントQ&A
Q. スマホが熱いと壊れるの?
すぐには壊れませんが、長時間の高温はバッテリーを弱らせます。使わないときは電源を切るのも手。
Q. 非純正の充電器って問題ある?
安価な充電器は電圧が不安定で熱を持ちやすく、故障の原因になります。できるだけ純正品を使いましょう。
まとめ:設定だけで賢くスマホを冷却
今回紹介した冷却テクニックは、どれも道具いらずで「設定」からできる簡単なものばかり。特にビジネスパーソンや副業ライバーのように長時間スマホを使う人には必須の知識です。
暑い季節に備えて、今日からできる冷却対策を実践してみてください。
▼おすすめ設定まとめ:
- 省電力/低電力モードをオンにする
- 充電の最適化を有効にする
- 画面輝度を下げる、使ってないアプリを終了
- 直射日光を避ける、ケースを一時外す
- 純正の充電器を使用する