顔が盛れるリングライトの選び方

顔が盛れるリングライトの選び方

ring light selfie

オンライン会議やライブ配信、SNS 用の自撮りなど「顔映り」を気にするシーンが増えました。そんなとき便利なのがリングライト。円形 LED の柔らかい光が顔全体を均一に照らし、瞳に丸い “キャッチライト” を生み出すことで、誰でも簡単に「盛れる」映像や写真を撮れます。ここでは初心者でも扱いやすい直径 10〜12 インチクラスを中心に、選び方と使いこなしのコツを解説します。

そもそもリングライトとは?

リングライトはLED を円形に配置したライトで、中央にカメラやスマホを設置できる構造が一般的です。光が輪状に広がるため顔の凹凸による影を抑え、肌の質感を均一に見せる効果があります。さらに瞳に反射した光が丸いキャッチライトとなり、目を大きく印象的に映します。プロのスタジオ撮影でも用いられる手法ですが、近年はモバイル対応の小型モデルが増え、一般ユーザーでも手頃に入手可能になりました。

なぜ 10〜12 インチが最適なのか

  • デスク上に置いても視界を遮りにくいサイズ:18 インチ以上は光量が強い反面、大きくて設置場所を取るため、自宅や職場のデスクでは扱いづらい場合があります。
  • スマホ向け三脚セットが豊富:10〜12 インチは自撮り・配信向けに三脚+スマホホルダーが付属するモデルが多く、初心者でも買ってすぐ使えます。
  • 価格が手頃:Amazon や楽天では 2,000〜5,000 円程度のエントリーモデルが多数。高価な業務用ライトを買う前のお試しに最適です。

主要モデルを比較

製品名 参考価格 色温度 明るさ調整 付属品
Neewer 10″ Selfie Ring Light 約¥3,500 3200–5600K 10 段階 卓上三脚、スマホホルダー
Ulanzi 12″ LED Ring Light 約¥4,800 2500–6500K 無段階 伸縮三脚、Bluetooth リモコン
UBeesize 10″ Table Top 約¥3,000 3000–6000K 3 色×11 段階 卓上三脚、リモコン、USB 給電

いずれも LED 数は 120〜160 個、CRI(演色性)90 以上と十分。色温度と明るさの調整幅が広いほど屋内照明や時間帯に合わせやすく、自然な肌色を再現できます。

キャッチライト効果を写真で比較

before after face

上のビフォー/アフター写真を見てください。左は天井灯のみ、右はリングライト(10 インチ、色温度 4800K、明るさ 70%)をカメラ正面に設置した状態です。右側のほうが顔全体の影が減り、瞳に丸い光が入り生き生きとした印象になっています。背景の露出も自然で、白飛びや色かぶりが少ない点も注目です。

購入時にチェックすべき 5 つのポイント

  1. 色温度調整:眼精疲労を避けたい仕事用なら 5000K 前後、暖かな雰囲気を演出したい雑談配信なら 3000K 付近がオススメ。
  2. 明るさ調整:段階が多いほど細かいニュアンスが出しやすい。ビデオ会議なら 50〜70% 程度で十分。
  3. 電源方式:USB 給電は取り回しやすい一方、屋外撮影ならモバイルバッテリー対応やリチウム充電式が便利。
  4. スタンドの安定性:伸縮ポール式は高さ調整が楽だが、卓上三脚でもしっかりした金属製ベースを選ぶと倒れにくい。
  5. スマホホルダー・リモコン:ホルダーは 360° 回転式だと縦横撮りを切り替えやすい。Bluetooth シャッターがあれば離れた位置から撮影開始できる。

設置と使いこなしのコツ

  • カメラレンズのやや上にライト中央を合わせる:目線より少し高めに置くと頬や顎の影が消え、立体感を保ちながらもフェイスラインがすっきり。
  • 距離は顔から 50〜70 cm:近すぎると光が強く当たり過ぎて白飛び、遠すぎると光量不足。まずは腕一本分を目安にして調整。
  • 背景にもライトを 1 つ:リングライトで顔だけ明るくすると背景が暗く沈む。デスクスタンドや間接照明を背景側に置き、映像全体のバランスをとるとプロっぽい仕上がりに。

シーン別おすすめ設定

ビデオ会議:色温度 5000K、明るさ 60%。顔色が自然でビジネスシーンでも違和感なし。
ライブ配信:色温度 4500K、明るさ 80%。観客に元気な印象を与える。
夜間の自撮り:色温度 3500K、明るさ 70%。暖色寄りの光で肌の赤みに合わせると健康的に見える。

よくある Q&A

Q. メガネの反射が気になる…
A. ライトをやや高めにし、角度を 5〜10° 下向きに調整。メガネレンズへの映り込みを軽減できます。

Q. 色温度が変えられないモデルしか持っていない…
A. スマホのホワイトバランス補正や動画編集ソフトで後から色味を微調整できます。

まとめ

リングライトは「均一な光」「キャッチライト」「設置の簡単さ」の三拍子がそろった便利アイテムです。特に 10〜12 インチのモデルなら価格も手頃で置き場所に困りません。今日からオンライン会議や配信で顔が一段と映える映像を手に入れてみませんか?

workspace lighting