5,000円以下で揃うスターター機材セット

5,000円以下で揃うスターター機材セット

budget gear set

「スマホで配信や録画を始めたいけれど、機材にお金はかけられない…」――そんな悩みを抱えるビジネスパーソン向けに、全て5,000円以内でそろうマイク・ライト・スタンドのスターターセットを紹介します。今回は、最低限のコストで“見た目”と“音質”を底上げすることを目標に、実売価格を基準に厳選しました。

この記事でわかること

  • 予算別(〜1,000円/〜2,000円/〜5,000円)で選ぶおすすめ製品
  • 買う前に知っておきたい用語と選び方のコツ
  • スマホに接続する方法と注意点

まずはここだけ!専門用語ミニ辞典

指向性:マイクが音を拾う方向の特性。前方だけ拾う「単一指向性(カーディオイド)」と全方向から拾う「全指向性」がある。

色温度:ライトの色味を示す数値(単位K)。数値が低いと暖色、高いと白色。

ルーメン:ライトの明るさの単位。数値が大きいほど明るい。

予算1,000円以下:まずは“土台”を整える

cheap ring light

おすすめスタンド:100均フレキシブル三脚

  • 価格:300〜500円
  • 脚が曲がるのでポールや棚にも固定可
  • スマホホルダーは別売り(同じく100円ショップで入手可能)

おすすめライト:クリップ式LEDライト

  • 価格:1,000円前後
  • USB充電式・3段階調光で省スペース
  • 机やノートPCに挟むだけで顔を明るく照らせる

おすすめマイク:イヤホン付属マイクを活用

この価格帯で外付けマイクを買うのは難しいため、スマホ付属イヤホンマイクや既に持っている有線イヤホンマイクを代用。周囲の雑音が気になる場合は、静かな場所で撮影するか、次の価格帯へステップアップしよう。

予算2,000円以下:音質と照明をワンランクアップ

おすすめマイク:BOYA BY-M1 ラベリアマイク

  • 価格:1,400〜1,800円
  • 全指向性で360°集音。ケーブル長6mで離れて撮影してもOK
  • スマホ接続時は付属スイッチを「スマホ」側に切替えるだけ

おすすめライト:小型リングライト(20cm)

  • 価格:1,500〜2,000円
  • 3色×10段階調光。USB給電でモバイルバッテリーにも対応
  • 付属の卓上三脚で高さと角度を自由に調整

おすすめスタンド:2way自撮り棒三脚

  • 価格:1,500〜2,000円
  • 伸縮100cm・Bluetoothリモコン付き
  • 自撮り棒と三脚を切替えて屋外撮影にも便利

予算5,000円以下:配信クオリティを本格強化

smartphone tripod

おすすめマイク:単一指向性ショットガンマイク

  • 価格:3,000〜4,500円
  • 前方の声をクリアに拾い、背面ノイズを低減
  • iPhoneはLightning-3.5mm変換、AndroidはUSB-C変換が必要

おすすめライト:大型リングライト(30cm+伸縮スタンド)

  • 価格:3,000〜5,000円
  • 明るさ2,000ルーメン級で部屋全体を照射
  • 色温度3,200K〜6,500Kを無段階調整

おすすめスタンド:アルミ三脚(〜120cm)

  • 価格:2,500〜3,500円
  • 耐荷重1kgでスマホ+ライトの重量も余裕
  • 雲台回転で縦撮影・横撮影をワンタッチ切替え

スマホ接続のポイント

  1. 端子を確認:iPhoneはLightning、最近のAndroidはUSB-C。3.5mmプラグを使う場合は純正変換アダプタが安全。
  2. 4極(CTIA)かチェック:スマホ用マイクはイヤホン端子にマイク信号が混在する「4極」。カメラ用の3極(TRS)とは規格が違う。
  3. 充電との両立:長時間配信なら「充電+イヤホン変換アダプタ」を使うと安心。

セッティング手順:5分でできる高見え配信

1. 三脚を立てる(目線より少し高めに調整)
2. リングライトをスマホの後ろにセットし、顔に均一に光を当てる
3. マイクを胸元にクリップし、ケーブルをスマホへ接続
4. スマホを横位置か縦位置に固定し、カメラアプリで水平・明るさを確認
5. オンライン会議や配信アプリでテスト録画し、音量と画角を微調整

まとめ:コストをかけずに“見栄え”と“聞こえ”を底上げ

今回紹介した機材を組み合わせれば、合計5,000円以内でも「明るい画面」+「クリアな音」+「ブレない映像」を実現できます。配信やVlogの第一歩に、ぜひ参考にしてみてください。

さらにステップアップしたい場合は、ワイヤレスマイクや照度計の導入、PC版配信ソフトの活用などがありますが、まずはこのスターターセットで経験を積むことが成功への近道です。